記念の日。
あれは、先週だった。
エレベーターを降りると見える、
いつもと雰囲気の違うthe bar nano.の入り口。
祝・1周年の色とりどりの花の山。
その存在感に溢れた艶やかさに目を奪われながら、扉を開けた。
いつも通りの穏やかさの中にも、
どこか華やかな雰囲気を漂わせた店内。
振舞われたシャンパンベースのカクテルを楽しみながら、
1年間という時間の流れに思いを馳せる。
長かっただろうか、それとも短く感じるものだろうか。
「あっという間、でしたね。」
一言では言い表せない、という感じで
感慨深く答えるマスターの姿を見て
365日の積み重ねの大きさを、しみじみと感じた次第。
ポワーンと気を抜いて過ごすことの出来る、
とても貴重な、居心地の良い空間。
これからもずっと、そんな場所であり続けて欲しいと思いつつ。
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その、数日後。
自宅で正座して、
「ウヒヒ・・・。」
なんて呟きつつ、頂き物のワインをわくわくしつつ
そっと開ける、オイラがそこにいた。
ニヤニヤしながらコルクを静かに抜き、グラスへと注ぐ。
黄金がかったアイスワインはとても綺麗で、
飲む前から思わずドキドキしてしまう。
口に含むとふんわりと漂う香り。
葡萄の味がぎゅぎゅっと濃縮されて、
冷え冷えの甘ーいワインは、最高に美味しかった。
つまみは、手元にあったざくろ。
酸っぱいけれども、ワインの甘さを飽きさせない味。
「あー、生きてて良かったー。」
ついつい、独り言も出てしまう、てもんである。
シアワセ感に浸り、ざくろをチビチビとかじりつつ、
初々しいnano.の記念日とは正反対の、
何度目か数えたくないタンジョウビは足早に過ぎていった。
美味しいお酒さえあれば、人生おーるおっけー。
『酒を飲むのは時間の無駄、酒を飲まないのは人生の無駄』
そんなどこかの国の諺(?)を思い出しつつ。
この年も、酒と笑いに囲まれた生活を過ごせますように。
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